手持ちのワンピースロッドを2ピースに改造しようと考えています。手順を教えてください。
ロッドの2ピース化(マルチピース化)に関しては以下URLより動画をご確認ください。
<1ピースロッドの2ピース化>
https://www.youtube.com/watch?v=L9o9EDOYL6M
ブランクを2ピース化する際、2本のパーツが同じ長さにするにはどこでカットすればいいでしょうか?
ブランクを2ピース化する際、印籠芯を使用してつなぐこととなります。
その為、印籠芯の長さも考えた上でカットする位置を決める必要があります。
その為まずは印籠芯の長さを決めます。
印籠芯の長さというのは、「接着しろ」を含まない、外に出ている長さになります。
カットした2ピースが同じ長さにするための計算は以下の通りとなります。
(ブランク全長+印籠芯の長さ)÷2
これはトップからカットする箇所までの長さになります。
仮にブランク全長が180cmで印籠芯の長さが6cmの場合、
(180+6)÷2=93cm
となります。
つまりトップから93cmでカットすればいいということになります。
本当にそうなのかバット側の長さを計算してみましょう。
全長180cmから93cmを引き、印籠芯の長さ6cmを足すことで計算できます。
180-93+6=93cm
上記の通りぴったり同じになりました。
ただこれは完成したロッドを2ピースにした場合です。
組み立てる前のブランクの状態で2ピース化する場合、取り付けるトップガイドやバットエンドによって、全長は変わってしまいます。
また一般的にはディップ保護のため、ティップセクションを数ミリ短くすることが多いです。
その点を考慮して計算するようにしましょう。
1ピースの2ピース化は、以下URLより動画をご確認いただけます。
<1ピースロッドの2ピース化>
https://www.youtube.com/watch?v=L9o9EDOYL6M
マルチピース化する際、印籠芯長さはどれくらい必要でしょうか?
一概にこれが正解といった数値も計算方法もないかと思います。
使用する印籠芯材の太さからおおよその目安を出す方法もありますが、マルチピース化の場合、カットしないと内径がわからない為、芯材の太さではあらかじめ確定することができません。
その為、外径からある程度判断することとなります。
おおよその目安としては、
つなぐ箇所の外径×7~10
おおよそ上記を目安にしています。
ソルト系の太めのブランクなら「×7」。
トラウトロッドのように細いブランクなら「×10」といった感じです。
ブランクのテーパー等も考慮に入れる必要がありますので、あくまで目安です。
上記の計算で出る数値は、外に出ている部分の印籠芯の長さです。
接着しろは入っていません。
接着しろ部分は、出ている部分のおおよそ6~8割程度の長さで大丈夫です。
例えば外径8mmのバスロッドを処理するとなりますと、以下の通りとなります。
※×8で計算した場合です。
外径8mm×8=64mm
つまり出ている部分の長さが64mmで、接着しろはおおよそ38mm~51mm位ということになります。
詳しくは以下URLより動画をご確認ください。
<1ピースロッドの2ピース化>
https://www.youtube.com/watch?v=L9o9EDOYL6M
貴社で販売している印籠芯は8mmまでですが、それ以上の太い内径に対応できる芯材はありませんか?
印籠芯材用としては8mmまでですが、延長用カーボンパイプが9mmからございます。
これを代用することは可能です。
ただチューブラ素材になりますので、重ねて使用するなど強度対策は必要となります。
また弊社で扱っている印籠芯材の太いサイズは、いずれもチューブラ素材です。
こちらも必要に応じて重ねて使用することをお勧めします。
<印籠継用芯材>
https://tackle-net.com/products/rod-pipearbor/core-for-connection/935
https://tackle-net.com/products/rod-pipearbor/core-for-connection/941
<延長用カーボンパイプ>
https://tackle-net.com/products/rod-pipearbor/carbon-tubes/814
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