トップガイドは、ライター等の熱を加えることで、中の接着剤が軟化します。
その瞬間にガイドを引き抜くことで外すことができます。
素手では熱い為、ペンチや手袋を使用しましょう。
この時重要なのは、まっすぐに引き抜くことです。
熱された穂先は、一時的に曲がりやすく(折れやすく)なっています。
つまりこの時にまっすぐ引き抜かないと、折れてしまったり、曲がってしまう恐れがあります。
詳しくは以下URLより動画をご確認ください。
<トップガイドの交換方法>
https://www.youtube.com/watch?v=Bly7DBHRKZo
ガイドのリングに傷が入っているような気がします。確認する方法はありますか?
ガイドリングの割れや傷は、カッターの刃をあてて確認するのが一般的です。
詳しい方法は動画でご紹介させていただいております。
<FUJIガイド リングの割れ・傷のチェック方法>
https://www.youtube.com/watch?v=U6yGM3rxIYs
ガイド交換を考えていますが、今ついているガイドの外し方はどのようにすればいいでしょうか?
ガイドを外すには、コーティング部分を剥がす必要があります。
コーティングは熱を加えることで軟化し、剥がしやすくなります。
詳しくは以下URLより、動画をご確認ください。
<ガイドの取り外し>
https://www.youtube.com/watch?v=Ddl229bnkic
振り出し竿のガイド交換をしたいのですが、ガイドの取り外し方を教えてください。
振り出し竿のガイド交換は、まずトップガイドを外すところから始まります。
トップガイドの外し方は以下URLより動画をご確認ください。
<トップガイドの交換方法>
https://www.youtube.com/watch?v=Bly7DBHRKZo
振り出し竿には、各節の口部分にガイドが接着されています。
このガイドは衝撃を加えることで外すことができます。
詳しくは以下URLより動画をご確認ください。
<テレガイド(遊動型ガイド)の取り外し方>
https://www.youtube.com/watch?v=kxWmoCuGccQ
この方法は、何度も打ち付けて外すことになります。
その為、ガイドの樹脂部分が破損する場合もございます。
なかなか外れない場合は、ドライヤー、ヒートガン等で軽く温めてから作業すると、外れる場合があります。
ガイドを取り付けるときの、スレッドの巻き方を教えてください。
スレッドの巻き方に関しましては、様々な動画をご用意していますので、よろしければ以下よりご確認ください。
<スレッドの巻き方基本編(ガイド無し)>
https://www.youtube.com/watch?v=y8fuaglEjGk
<スレッドの巻き方/ガイド取り付け基本編>
https://www.youtube.com/watch?v=XmqmGb03yrw
<スレッドの巻き方/抜き糸処理編>
https://www.youtube.com/watch?v=fVxf-FujMhA
<スレッドの巻き方/飾り入れ/ピンライン編①>
https://www.youtube.com/watch?v=suoWI8NIJaA
<スレッドの巻き方/飾り入れ/ピンライン編②>
https://www.youtube.com/watch?v=Q3BlS3dzreM&t=13s
<スレッドの巻き方/飾り入れ/螺旋巻き編>
https://www.youtube.com/watch?v=DdACNWdYTi4
ガイドのコーティング方法は、作業者によっても結構変わります。
ガイドのサイズにもよりますが、通常2~3回の塗りで完成させることが多いかと思います。
詳しくは以下URLより動画をご確認ください。
比較的失敗の少ない3回塗での方法をご紹介しています。
よろしければご参考ください。
<ガイドのコーティング基本編>
https://www.youtube.com/watch?v=qfX7pONH9gk
1週間たってもエポキシが硬化せず、ベタ付きがあります。硬化不良を起こしているようですが、どのような原因が考えられますか?
エポキシの硬化不良には、主に3つの原因が考えられます。
①配合比率の間違い
②撹拌不足
③気温が低い状態での作業
上記が原因の場合がほとんどです。
①は多くの場合、硬化剤の量が主剤よりも多くなると起こります。
③は冬場の空調の効いていない場所での作業で起こります。
特に10度を切るような低温下では、硬化不良を起こすエポキシがほとんどです。
エポキシは温度が高いほど早く硬化する傾向にあります。
できれば20度以上の室温で硬化させることをお勧めします。
今までは硬化していたのに、いきなり硬化しなくなった・・・という場合は温度を確認してみましょう。
ガイドの取付位置で悩んでいます。なにか基準になるようなものはありますか?
参考になるものとしては、富士工業さんが推奨している、「ニューガイドコンセプト」「K・Rコンセプト」があります。
また、これをもとに考えられた「参考ガイドスペック表」があります。
ルアーロッドから投げ竿や船竿等、取付位置とガイドサイズまでが一例としてあげられています。
もちろん、すべてを網羅できているわけではありませんが、これをもとにある程度のガイド位置を出すことは可能です。
<富士工業サイト/参考ガイドスペック>
https://www.fujitackle.com/guidespec/
この他、市販の竿で同じようなものがあれば、それを参考にするのもいいです。
ただそれがベストという訳ではありません。
本来は、ガイドを仮止めしてキャストを繰り返しながら、自分のスタイルにあった位置を特定していくのが最善です。
ガイドの数や取付位置によって、竿の調子はどのように変わるのでしょうか?
ガイドがついている個所というのは、糸を通して曲げたとき、硬く(曲がりにくい)箇所になります。
よくガイドの足があるから曲がりにくくなる・・・と言われます。
確かにそれはその通りですが、本来は竿が曲がったときに、ガイドが糸によって「引っ張られる」ことで曲がりにくくなる・・・というのが基本の考え方です。
つまりガイドがついている個所は曲がりにくく、ついていない箇所は曲がりやすいということになります。
また曲がりやすい箇所は、パワーや手感度が落ちます。
その反面、ティップ部分などは曲がりやすいことで、食い込み(目感度)はよくなります。
逆に曲がりにくい箇所は、パワーや感度(手感度)は上がりますが、食い込みは悪くなります。
しかし、これらのマイナス要素は、本来のブランクの調子によって補える場合もあります。
一例となりますが、先調子の竿は、ティップ部分にガイドが集中しているのに先調子です。
これはもともとブランク調子のが、先調子用として設計されているからです。
ガイドを取り付けた時、まっすぐについているかどうか確認するいい方法はありませんか?
多くの場合、ガイドを上にしてトップからバットガイドまでがまっすぐかを確認します。
しかし意外とこれがわかりにくいですよね。
そこでガイドを下にして見てみましょう。
そうするとブランクの下からガイドがはみ出て見えます。
つまりブランクを中心に、すべてのガイドがその両端から対称にはみ出ていれば、まっすぐついているということになります。
この見方が使えるのは、ブランクの外径よりも、ガイドの外径のほうが大きいことが前提となります。
またブランクがまっすぐでない場合は、見方を変える必要があります。
特にティップ部分は若干反っているブランクもありますので、注意が必要です。
カタログ上ではブランクの先径が1.2mmとなっています。これに合うトップガイドは1.2mmでいいですか?
カタログ上の数値と実際の先径は、若干誤差がある場合もございますので、正確には判断が難しいです。
しかし先径がジャスト1.2mmの場合、トップガイドのパイプ内径が1.2mmですと、きつくて入りません。
その為、一回り大きいサイズを選択するほうが間違いありません。
どうしても、1.2mmのガイドを使用したいという場合は、穂先部分を若干削ることで、取り付けることができます。
塗装済みのブランクであれば、塗装を剥がす程度で取り付けることができる場合がほとんどです。
これに関しては、作業者の好みにもよります。
先端にソリッドティップがついているブランクですが、つなぎ目にガイドをつけたほうがいいでしょうか?
ソリッドがつないであるブランクは、基本的には必ずつなぎ目にガイドを取り付けるようにしてください。
つなぎ目を補強してあるブランクも多いですが、どうしても破損しやすい箇所になります。
そこにガイドを取り付ける(スレッドを巻く)ことで、つなぎ目が「裂ける」のを防いでくれます。
ソリッドティップのブランクは、つなぎ目にガイドを取り付けることが前提となりますので、どうしてもガイドセッティング基準がこのガイドになります。
チタンティップにガイドを取り付けたいのですが、外れやすくて困っています。いい方法はありませんか?
チタンティップは非常に滑りやすく、メーカーの竿についたガイドもよく外れてしまうことがあります。
いくつか方法がございますので、ご紹介します。
手軽な方法としては、スレッドを巻いた後、いきなりエポキシをかけるのではなく、瞬間接着剤で固めてしまいます。
これだけでもかなり外れにくくなります。
より強力に取り付けるのであれば、下巻きに「ナイロン根巻糸」を使用します。
これは鮎のイカリ針を巻く際に使用する、極細のナイロン糸になりますが、非常に滑りにくい為、固定したガイドがそれだけでほぼ動かなくなります。
この糸で下巻きをしたのち、瞬間接着剤で固定します。
その後普通のスレッドで巻いてコーティングして完成です。
チタンティップの取付方法含めた動画を配信しております。よろしければご参考ください。
<イシグロ・富士工業コラボ チタンティップカスタム手順動画>
https://www.youtube.com/watch?v=rH9iU5WmFLA
購入したエポキシの主剤が白く結晶化しています。これは不良品でしょうか?
エポキシの多くは、低温下では主剤が結晶化するものが多いです。
症状としては、透明感がなくなり白っぽくなった後、容器の底に結晶化したエポキシが沈殿していきます。
冬場の気温の低い状態で起こりやすく、場合によっては店舗に入荷した時点で結晶化している場合もございます。
これは容器ごと60度程度のお湯で湯銭していただくことで、元通りの透明な液体に戻すことが可能です。
品質も問題ございません。
動画にまとめてありますので、よろしければご参考ください。
<結晶化したエポキシの対処方法>
https://www.youtube.com/watch?v=OXpsEiIA9Y8
トルザイトとAGSガイドの違いは、主にフレームの素材になります。
トルザイトはチタンフレーム、AGSはカーボンフレームになります。
AGSの長所は、超軽量のチタンフレームよりもさらに軽いため、軽さがもたらす感度向上・振りぬけの良さ・キャスト後のティップ収まりの早さが優れます。
トルザイトの長所に関しましては、AGSほどではないけれど感度や軽さも備えております。
またAGSの短所でありますフレーム強度に関しましては、AGSより上となります。
AGSのカーボンフレームは、地面等に当ててしまうことで、フレームに簡単に傷がつき、破損しやすいです。
チタンフレームは簡単に破損してしまうことはございません。
長所・短所がはっきりしているのがAGSで、トルザイトはオールマイティーな性能を持っているといえます。
またAGSは同じガイドサイズで見ますと、確かにトルザイトよりも軽量ですがシルエットが大きくなります。
特にティップ部分はトルザイトの方が小さいのがはっきりしますので、スマートに見えます。
このあたりは実用的な部分を重視するのか、見た目を重視するのかで変わってくるかと思います。
また作業をする側で考えますと、AGSはフット部分が太くなりますのでスレッド(糸)が巻きづらいです。
トルザイトは足が細い為、ティップ部分への取り付けも簡単にできます。
以上が違いとなりますが、どちらがいいかといいますと軽量化では「AGS」、トータルバランスで「トルザイト」という感じでしょうか?
結局は好みの問題になりますので、どちらがいいとは言い切れません。
値段の違いが一番大きいかもしれませんね・・・
曖昧な結論で大変申し訳ございませんが、ご参考いただけますと幸いです。
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